てら・こやが大事にしているもの
個別支援で“強み”を伸ばす
最近は、「大人の発達障害」という言葉を多く耳にするようになりました。それらの多くは、忘れ物が多かったり、集団行動が苦手だったりしても、性格の間題、親のしつけのせい等と言われることが多く、
クラスの手のかかる子という認識で、発達障害とは言われないまま成長していった人たちです。自閉症、学習障害などの発達障害が認知されるようになった昨今、大人になってから発達の遅れがあると診断される人が多くなってきました。
また、自分の子どもの言葉が遅いなどの発達の不安から早期に病院を受診し、発達障害がわかるケースも増えてきました。一方で、小、中学校と普通学校、普通学校の支援クラスで過ごすことができても高校になってみんなのペースについていけず、
行き場に困ってしまうケースも多く見受けられます。これらは普通学校についていくのは難しいけれど支援学校に行くほどではない、所謂ボーダーラインの子どもたちです。
そうした中で、障害児が放課後、学校外での集団生活を行う機会や居場所を作り、障害児とその家族を支える放課後等デイサービスの需要が高まっています。
このような状況の下、山梨県における障害児や支援を必要とする児童の健全育成を図るため、特定非営利活動法人諧を設立し、児童福祉法に基づく障害児通所支援事業を中心に活動することとしました。
特定非営利活動法人諧は、障害児やボーダーラインの子どもたちなど支援を必要とする児童に対し、発達の特性に合わせた細やかな支援を行うことで質の高い療育を提供する場を担います。
放課後等デイザービスのプログラムの一環として「パソコン」や「ファーム」といった就労に向けた能力向上を目指す取り組みを行い、長い目で見て将来に必要なスキルを身につけられる場として構想し、設立しました。
ご挨拶
「てら・こや」という名前には寺子屋という意味の他に「TERRA」(イタリア語で「地
球」という意味)も込められています。
地球の子どもの一員として楽しく学び遊び、成長できる場所として、保護者の皆様と
一緒にお子様の成長を見守っていけたら、と思っています。
施設について
お子様が「また来たい!」と思える場所作りを心がけています。
お部屋
明るく開放的なお部屋です。
床はクッションフロアで柔らかく、気持ちよくごろごろ転がっちゃう小さいお子様もいます。窓からはてら・こやのお庭と畑が見え、天気がいい日は畑越しに山々の稜線がくっきり見えてとてもいい眺めです。
スタディールーム
みんなで楽しく過ごす大きなお部屋とは別に、一つのことに没頭できるお部屋も用意しています。
特にパソコン操作が好きなお子様からは、集中できて嬉しいと評判です。
畑・お庭
てら・こやの建物を出てすぐ目の前の敷地内に大きな畑があります。季節のお野菜をここでみんなで育てています。
農作業や食育を楽しく学べたり、土と触れ合って地中の生き物を見つけて楽しんだりと、色んな発見をお子さん自身にしていただけます。
お庭の花壇にもたくさんの花が植えられているので、育てることの楽しさも自然に学べる環境です。
清潔な水回り
水回りの清潔さも力を入れています。
外から帰ってきたら手洗いうがいの大事な習慣をここでやってもらえるようにと、玄関入ってすぐに可愛くて綺麗な洗面台を設けています。
お手洗いもお子さんが入りたくなるような、明るくて入りやすい作りになっています。